単独・対馬釣行記 第9回目 10/28〜30


 何とまあ、先週は八丈島で、今週は対馬と何と贅沢な月だろう。こんな月は、一生に二度とないで有ろう。しかし、先週の八丈は、あまり良い釣果ではなかったので、今回の対馬はいたって期待に膨らむ。しかし・・・髑髏。。

  ★今回にSCHEDULE
 10/28(月) 釣人 3:00発 → 名古屋AP 8:05発 ⇒ 福岡 9:20着、10:30発 ⇒ 対馬 11:05着 → 釣研丸 12:00
         → 磯釣 17:50まで。
 10/29(火) 釣研丸 7:00 ───→ 磯釣 17:30まで。 
 10/30(水) 釣研丸 7:00 ───→ 磯釣 17:30まで。
 10/31(木) 釣研丸 8:00発 → 対馬AP 8:55発 ⇒ 福岡 9:25着、9:55発 ⇒ 名古屋AP 11:05 → 釣人(店)
        16:30着、仕事をする。

  

  2002年 10月28日(月) 小潮 
 さて、対馬空港に予定どうり到着。釣研丸の船長が迎えに来てくれている。そしてもう1人、背広を着た50歳ちょい過ぎの男性・・「アレ、西村さんでしょ。お久しぶり」何と私が、第1回目の対馬釣行の時同宿した京都の西村さんでした。何か良い予感・・・。そして、宿に着くなりソク着替えて私は磯へ、西村さんはカセ船へ。ここの初日は、だいたい読めてきた。たいがい犬ヶ首へ渡してくれる。犬ヶ首と言ってもポイントが沢山有り。今回は「犬ヶ首の内」のもう少し内側だ。潮はこれから引いてくる。天候は曇、しかし寒い。先週は八丈で、Tシャツだったが今回は、カッパを着ての冬支度。寒波がいきなり来ている。釣果に影響がなければ良いのだが。タックルは、もう50オーバーの黒鯛しかないので、少し大仕掛けにする。
 竿: ガマカツ GV 1.2-5M
 リール: ダイワ 2500LBC
 道糸: 3号 ハリス: 2号(タフロンZR)
 ハリ: チヌ鉤 グラン4〜5号
 浮き: 自作立浮き 0.8号 丹羽浮き LL-1号+
     ダンガン水中浮き 0.5号

 しかし、13:00〜17:30で、釣果は小物のみ・・・う〜ん、何かおかしい・・・?。明日につづく。
 


西村さんはカセ釣

私は「犬ヶ首の内」

  2002年 10月29日(火) 小潮
 2日目本日こそはと!宿も釣人も何と西村さん(カセ釣)と私だけ。それも、この思いっきりポイントの有る浅茅湾に、磯釣師は私1人のみ。凄い事になつている・・・超ウレピー。。お隣さんと竿が当るなんて事はないし、思いっきり自分の釣が出来る。何かそれだけでも、遠き対馬まで来た甲斐が有る・・・ウンニャ、50オーバーを釣らねば!今日のポイントは、私が1番相性の良い「フカリ浦」へ。船長、船を付けてくれたが、何と私の大好きなポイントに、養殖イカダのロープが入っている。「あ〜あ、だめだ。これじゃ取れないョ!」仕方ないな、この大好きなポイントをあきらめて、フカリ浦の「イケス前」と言うポイントに渡船してもらった。すごく釣れそうな感じが・・ムンムン・・・。
 
私の大好きなポイントはロープが邪魔!

同じフカリ浦の「イケス前」

 コマセもバッチシ有るし、(チヌパワー徳用4袋、オカラダンゴ2袋、サナギミンチ3袋、押しムギ 1kg、沖アミ 9kg) 付け餌、(沖アミ、マムシ、ネリックスサナギ)。8時前から始め、小物がポツポツ。チンチン、10cm位(平常時・・失礼)が足元を泳いでいる。期待も高まる。
10時頃来た!待望の黒鯛特有の竿タタキ。う〜ん、40cmは有るな。初物、初物、慎重に寄せて来る。「ウン、ナンダ」・・・赤い。クソー真鯛だ!まっいいか。黒鯛はあわせて少し置いてからグングンとくるが、真鯛は、そくグングンだ。イスズミと尾長メジナも同様だが・・・。そうこうしている間に12時になり、船長が弁当を持って来てくれ。「どうする、磯替えする?」と聞いてくれたが、「ここで頑張る」と、1日ねばる決心をし、弁当を食べる。
しかし、いい風景だ。湾の奥には、小さな神社らしき建物がポツンと有る。あそこで1週間位寝泊りしたいくらいだ。弁当を食べ終わり、竿を振っていると、重いアタリが。何と50オーバーの太ったボラ!クソー・・やり取りしていると、何処から来たのか可愛い子犬が、それも双子の2匹が足元でじゃれて、何と付け餌の沖アミを食べているではないか。1人で少し寂しく「シー、シー」可愛い犬だが(私は犬年です)付け餌を食べられたらたまらない。竿とタマ網を持って足で追い払う。滑稽なカッコウだ。そして、入った魚は大ボラ・・・何とまあ〜。
そして、その犬が2時間位側を離れない。その間に、真鯛を3枚追加して本日は終了。真鯛が喰う時は、黒鯛が釣れないと言うのは本当なんだ。
そして、17:30船が迎に来てくれ乗船。船着場の近くでカセ釣をしていた西村さんを上げる。荷物の手伝いをしたら何と、タライから尾が飛び出ている大鯛を釣り上げていた。何と!78cm、5kgの大鯛!うらめしや〜・・いや、うらやましい〜。オレの真鯛が喰われちゃいそう。餌は、イカダに付いているイガイだそうだ。

 夜店に電話したら、大町で初雪20cm積もったそう。寒いわけだわ。


湾の奥の小屋で暮らしたい・・?

対馬の私の可愛い友達!
どうする、アイフル・・?

西村さんと78cm・5kgの大鯛!

  2002年 10月30日(水) 長潮
 もう最終日。早い、早すぎる。釣をしているとあっという間だ。それもまだ黒鯛1枚も上げていない。対馬へ来てボウズなんてシャレにならない。今日こそは・・・。
 ポイントは、二位浅茅湾の「大石浦」。波なし、晴天。しばらく釣っていて、そんなに餌取りもいないし、ここならできる。どうしても釣りたい一心で、もう1本竿を出し二刀流で釣る事にした。釣り経験の長い私だが、今までふかせ竿を2本出した事は一度もないが、1本は玉浮き、もう1本は立ち浮き。当然タナも変えて、昼まで二刀流で攻めた。しかし、忙しいだけで本命のアタリなし。これまでして釣れないんじゃと、昼でポイント移動。しかし、ダメ!西村さんも今日は磯釣。80m位左に入った。しかし、お互いダメ・・・。3時の見回りの時、親切な船長が「どうする、丸山さん」とマイクで聞いてくる。残された時間は後2時間半。思い切って磯替えを頼み、本日3回目、こんな事はめったにないが・・・本人仕方ない。しかし・・・最悪の事態に・・。

然るに釣人・・釣れてもまた来る。釣れなきゃ勉強、修業してまた来る。待ってろ対馬のビックママ!いつか日本記録出してやる。
ちなみに、中村船長談。71オーバーの日本記録を磯から釣り上げたら、各釣具メーカーの懸賞金300万円がもらえるそうだ。皆さん頑張ろう!対馬に通えば、夢が叶いそう。


大石浦で二刀流

昼でポイント移動。しかしダメ!

最後の磯替え、ああ神様・・・

  2002年 10月31日(木) 帰ります。

 早朝、帰り支度をしている私の前を、今日も釣研丸の船が、釣人を乗せ、ロマンを乗せ、磯に向かって走って行く。
釣で友人になった西村さんが、大きく手を振ってくれている。

 あ〜あ、帰りたくないな・・・。

 一生懸命仕事して、また来よう!!


釣人のロマンを乗せて・・西村さんさようなら!

今回の釣果・・ボラが光っちゃってます。
★対馬の釣果速報by釣研丸