釣人フィッシングチーム H14・秋ツアーIN八丈島!
   

  10/21(月)〜22(日) 釣人当店の社員旅行の日がついに来た。今年は、今までが貧果
 だけにBIGフィッシングをしようと、八丈島に決定。狙いは50オーバーの尾長メジナ(ふか
 せ釣り)、4Kg以上の青物(泳がせ釣り)を磯から狙う。

  ★SCHEDULE
 10/21(月) 釣人 3:00 → 羽田AP 7:45 ⇒ 八丈島AP 8:30 → 渡船宿「アサギク」ここから●磯釣組(丸山、
 三村) ●島内観光組(相沢、望月、内山、近藤)の2組に分かれる。→アサギク 5:30 宴会。

 10/22(火) 起床 4:00 → 出航 6:00 {6名全員にて八丈小島周りの磯} 14:00上がり → アサギク →八丈島
 AP 17:30 ⇒ 羽田AP 18:15 → 釣人 23:00

 といった予定だが、特に離島の磯釣は、天候に左右される。行く1週間前から、ネットで
 八丈島の天候をチェックするが雨!アサギクの社長とTEL「水温高くてあまり良くないョ」
 う〜ん!この日しか行ける日が無い・・・まあ、行けと出発。

 ■トラブル1. 出発時間をもう30分早くすれば良かった。羽田で飛行機に飛び乗り状態!
          丸○君トイレでうんこ
していたら、私に「早くしろ、飛行機出るぞ」口にチケ
          ット咥え、ベルト締めながら走る。(ちゃんと拭いたっけ・・)

 ともあれ八丈島着。早速渡船場所へ行くが、船長がいない。アレ・・。アサギクの担当者、
 携帯で船長畑に居るとの事。。。何やってんだョ!

   

 正丸の船に乗り 10:00頃出航。荒れているから小島は止めにして、南原鼻のモロ根に着けるとの事。水温24.5℃と高い。

 さあ、コマセ・仕掛けをチャット作り。第1投・・ワクワク・・・。
タックル:竿 リョウビ プロターゲット2.5号ー53
      リール ダイワ 3000LBC
      浮き 丹羽浮きLL 3B〜0.5号
      道糸 4〜5号
      ハリス 3〜5号
      ハリ 約20種類

 3投目に、まあまあのアタリ。ウ〜・・なにブダイだョ!40弱。その後アタリはあるが、ダツ、ダツ、ムロ、ナニ、イシガキフグ・・・。
 三村君は、余裕で缶ビール。次は弁当食っている。八丈に来て竿も出さずに飯食っている。。。シンジラレナイ。「早くしないと、全部釣っちゃうゾ」「オーオ、エサ取り全部釣ってくれ!!」そして彼は、石鯛竿に両軸リールの大物仕掛けで、私の釣ったムロで泳がせ釣り。雨足も速くなってきて、カッパのフードを被り風を背で受けての釣りとなる。ポツボツと小メジナが喰ってきた。抜き上げその先を見ると、三村君が剛竿を抱え、踏ん張って赤い顔をしている。またまた「どうしたの、地球?」「何かデカイのが喰って走っている。もうライン100mはでた!」本当かよ?ゲゲ本当だ。
 雨は最高点、バケツをひっくり返した位。しかも風向い真正面へ走っている。私はメガネをしている為辛い。ワイパーを使わないと前が良く見えない。冷静にライン先を見る。ヤバイナ!先端の根でブレイクするぞ。少しでも先端へ出たい。しかし、足場が悪くそれも雨でつるつる。とてもこんな大物かけた状態で、20m先の鼻には移動は無理・・ライン何号、20号、ハリスは、石鯛のワイヤーだとか。しかし、ブレイクするなら道糸の根ズレだ。
 

  
「釣人」の釣バカ2人

20kgのエイと格闘する三村君

お疲れ様!

 「どうする・・」「これは仕方ないぞ、根ズレで切られるなら思いっきり巻いてきられた方がましだ。」どんどん巻け!三村君スタンディング(中腰)では無理!バット岩に腰掛座り込んで巻くが、魚がでかすぎて巻けない。よし、手伝うか。グローブをはめて、肩入れ状態でラインを引っぱる。モロコ釣りの世界だ!それも大雨の中30分位かけてやっと足元まで来た。2人とも疲労困憊!!そして、見た魚は・・・エイだ!「なんだ、引きがおかしいと思った」
私は以前24kgのエイの魚拓を取った事が有るが、それと同等位、少なく見ても20kgは有る。「どうすんの?とる、ライン切る」お互い板前だから、エイヒレ料理に使おうと・・よし!じゃあとるぞ。私のタマは45cm。三村君は60cmを持って来た。私が下へ降りてタマ入れに入るが、相手がでかすぎて入るなんてものじゃない。「こりゃダメだぞ」「ギャフないか?」「ハンドギャフだったら有る」「よし、それにロープ縛り付け、引っ掛けロープで抜き上げよう」「バラセばいやだから本人がやれよ!」彼がつるつるの所を数メートル降りる。すご〜く危険!海に落ちても全くおかしくない状態だ。「ダメダ、ギャフがあと1mとどかない!!」「仕方ない、魚を思いっきり引っ張り上げ、何とかギャフを掛けるしか手はない」「アッ!!ワイヤーとハリの付け根でブレークだ!!」エイは、大きなヒレを動かし、八丈の海へ悠々と戻って行った。(ゴメンナ!騒がして)

 さて、やっと自分の釣が出来る。今日の私は尾長狙い。すぐに来た。オッ!!デカイ、グングンと左根へ持っていく。これは50有るぞ。「今度はオレの番だ!」と叫び、大きく竿を曲げ、やり取りに入る。しかし、その直後竿がピンと空を向いた。クソー!チモトを歯で切られている。間違いなく巨グレだ。喰いが悪かったので、ハリス3号までおとしたのが災いした。5号ハリスに替えて餌を付けようとしたら、そこに正丸の船が来た。何・・・オイオイ撤収かヨ!これからなのに・・釣り始めてまだ2時間チョイだよ。まあ、仕方ないか。磯釣りでは船長は神様だからな。

 仕方なく2時頃アサギクへ戻る。しかし、これで止める2人ではない。車をそのまま借り、正丸の船長の情報で、神湊港の軍艦堤防へ。駐車場から、CoolerBox、バッカン、ロットケースなど避難民の様な大荷物背負って先端へ。いるわ、居るわこの嵐の中釣人が、それもほとんど地元と思われる人が。コマセ、サビキでムロ鯵を釣っている。風向いの内側のポイントしか空いていない。「どうする?」何かやる気がしないなと、仕方なく大荷物担いで、隣の底土港右の堤防へ乗る。ふかせでムロが釣れたので、私も一発大物をと、泳がせ釣りに挑む。私はライトタックルが好きなので、以前八丈島の地元釣師にバカにされたタックルをだす。竿: ガマカツ・グレ遠征SpecialU4号ー5M。リール: シマノ・ステラ16000PG、深溝シュプール。道糸・ハリス通し10号。浮き: 八方15号浮き。ハリ: オーナー・カットヒラマサ16号。浮き止め:約10m位。
このポイントならブッシュないから10kg位までなら取れるだろうと、竿を出し100m以上泳がせるが・・・。5時近くに空が真黒になり、穴風、雨、本日2度目の撤収。

 アサギクに戻ると、島内観光組の4名も帰って来ていた。風呂は、(みはらしの湯)で入って来たと、それじゃお約束の釣魚を造ろうか・・・。しかし、獲物は私の釣ったブダイ、35cm位の縞アジ、メジナ。話では、三村さんのカンパチの姿造りを腹いっぱい食べる予定だったが・・ヤッパリ話は話し。まな板、包丁を借りて得意な姿造り。結構良い一品には、十分なった。本日そして明日の釣談義に花が咲き、22:00頃床に付く。

 

 10/22(火) 4時起床、今日は全員で釣。5:50八重根港を出航。15人以上いるか。
ここまでは予定どうり、正丸の船長うち等6名なので、1グループで一ノ根に乗せてくれると言う話しだったが、他に石物師4人、10分遅れで乗れる場所がなかった上物師1名。合計11人が、狭い根に乗る羽目になった。 これはマズイ!隣と竿がたある。ましてや此方は女性が居る。女性陣は優先して平らな釣座を確保したが、男性陣(三村、内山、近藤)は、竿を出す場所がない。私は、女性陣のサポートに付き、何としても釣らしてあげようと、竿もろくに振らず(振る場所もない)サポート役。男性陣は、仕方なく裏の風向いへ。タバコを吸えば、大波で頭から波をかぶりタバコの火が消える所で、竿を出して頑張った。
 水温は、昨日のモロ根よりも高いと思われる。釣果は有るには有ったが、水温が高いため、
女性陣(相沢、望月)ムロアジ、ベラ、イスズミ、etc。相沢さんは、1回大型をバラス。足元まで5分位かけて寄せたが、根でブレーク!たぶんツムブリだと思われる。全体では、ダツ、カンムリベラ、モンガラカワハギ、ソウシハギ、メガネハギ、シラコダイ、イシガキフグ・・・。なんとまあ、熱帯魚、Tropical Fishfばかり。
しかし、八丈大物の居る気配は十分だ。また近いうちにリベンジに来ます。

 最後に、隣り合わせた石物師4名の方、上物師1名の方。狭いながらもマナー良く、気持ち良く釣をさせていただき有難うございました。私達は14:00の早上がりで一足先に上がりましたが、皆さん手助けしていただきまた、いろんな話し、情報もいただきました。有難うございました。ゴミは持ち帰りましたが、魚と思い出も、しっかり持ち帰りました。

 ありがとう八丈島!有難う釣仲間達!!


相沢さん大型を足元まで寄せるが・・・

あっと言う間の2日間、次は絶対大物を!